2007年 03月 04日

Snow Life @ Hida Takayama 〜 Day 5(02/02/07)

前日までのリポート

久しぶりに戻ってまいりました高山リポート。あ、ひと月前の事になってしまいました。このトリップは内容濃過ぎて、ひとつのリポートに時間がかかり過ぎます。ゆっくりのリポートになってしまいますが、お付き合いください。


前夜の作戦会議でこの日はバックカントリーでパウダー撮影に決定。
「母さん、大変です!! ビーコンです」
PILEDRIVER 社長の前坂氏にビーコンお借りしてわたくしも参加。ドキドキデス。早起きして外見たらかなりの積雪。貴重なパウダー日なのに初の本格的バックカントリー、ビーコンって事でドキドキ、不安でいっぱい。ビデオ撮影の邪魔になってはいけないし、皆に迷惑もかけられないのでカメラは置いていく事にした。画になるライダー達を前に、「おめ〜さん、写真撮らなくていいのかい?」ともったいないお化けも登場したが、今日はこういうシチュエーションで行われる撮影を勉強しようと。とにかく皆のペースを乱す事はやってはいけないなと。

バックカントリーへは 平湯温泉スキー場 からアクセス。到着し準備。寒い!! -13℃!!
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使用法を教わり装着。さらに身が引き締まる感じ。バックパックにスコップ、軽食を詰めた。今日のクルーは MuneくんYossyBIGくんヒロキくんハッシーchintaもっちゃん、フィルマーの mollyさんわたくし の8人。パウダーを前に皆のテンションはもの凄く高く、とりあえずゲレンデ1本滑る事に。
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上へ延びるリフトの脇を滑ったのだが、ビッグパウ!! スゲ———軽い!! 完全 AWAY のゲレンデで多少ビビりながらの1本だったが、パウダーはやっぱイ———ネ!! ここ滑っててもいいんじゃない? って感じ。

皆の準備が整い、いよいよバックカントリーへ。迂回路の途中からのアクセス。スーパータイトなツリーを皆スイスイすり抜けて滑ってく。こちらは必死。ふぅ。まずビーコンチェック。ちゃんと皆のビーコンが動いているかを確認。その後はピット(雪層)チェック。
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ここでの判断が明暗を分けるというか、ここで雪層が安定してなければ引き返した方が無難。勉強が必要。Yossy がメモとりながら Muneくんが話すのを聞いていたのが印象深かった。チェックする前「今日は微妙かもしれない」って言ってたけど、予想以上に安定していたので滑る事に。
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打ち合わせ。皆が滑りたいコース(バックカントリーにコースなんてものはないんだが)、ラインを言い合って位置につく。mollyさんが先にくだりスタンバイ。ここからは無線でのやりとり。風のざわめき、鳥の鳴き声以外はシーンと静まりかえり、さらなる緊張。ライダーはスタンバイの間、イメージしつつ身体が冷えないように準備。
「スタンバイオッケー、順番にどうぞ」
「○○こんな感じで滑ります。無線切って10秒後にドロップしま〜す」

「ドローーーップ!!」
「ひゅ〜ひゅ〜〜」

タイトなツリーをハイスピードで滑り抜ける。時折コンッって聞こえる木の音はボードの一部、バックパックか何かが木に当たる音。ギリギリの所を攻めるライダー。まき上がるスプレー。

「Yeahhhhhh」
沸き上がる歓声。滑り降りたライダーから雪質、コース状況の無線が入り、次がスタンバイしドロップ。これの繰り返し。
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上の写真でオープンになっているようなところは滅多になく、ツリーランの経験がないわけじゃないけど、ここまで厳しいツリーは過去に滑った事ない感じ。様々な状況が重なり、浮き足立って舞い上がり、足先や身体は冷えに冷え、完全に冷静さを失っていた

皆が撮り終えてからのドロップ。皆のトラックを頼りに滑るが、地形等まったくわからないので必要以上にチェックを入れた。最低限のルール「ヒールサイドターン時のスプレーで目の前の視界を防がない」は知ってたけど、無理。何度も転びながら必死に滑った。「もっと落ち着け」と mollyさんに言われた。わかってはいるんだけど、身体がいう事をきかなかったんだ。

ボトムに滑り降りるまで、3回程のランを撮影。その度に待ち時間が発生。そんな中でもライダーは集中し、サイコーのパフォーマンスをする。やっぱスゴイよ。ストリートのイメージしかなかった BIGくん のパフォーマンスがキレキレでイメージががらりと変わった。約10年前、フッドで会った時はパイプ、キッカーに長けていて、ストリートの映像、写真で名を売り、今は山滑りもちゃんとこなす。環境に恵まれているのもあるだろうが、これぞ『プロ』というのを見せつけられた。本人はそうは思ってないだろうけどね。このクルーは皆がマルチに上手く、タイトな関係、スバラシイ環境といい、かなりジェラシー。ライディングスキルは個々が滑り込んだ結果だけど。

ボトムまで降りてきてホッとひといき。長かったし、思うように滑れない自分が悔しかったのと同時に、カメラ置いてきて正解だったなと。皆はもう1本行くと言う。待ってようかなぁ〜って瞬間は思ったけど、負けてられないと思い引き続き同行する事に。
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ニューボードが届きゴキゲンの Yossy はボトムから次滑るラインをチェック。Yossy がドコにいるかわかりますか? そしてドコを滑ろうとしているのか?? 感覚が違い過ぎてマス!!!(次のランで狙い通りのクレイジーなラインをクレイジーな滑りできっちりメイク。映像が楽しみデス)


2本目はかなり落ち着いて滑れ、少しパウダーを楽しめたが、もっともっとライディングスキルを上げなきゃな〜って。2本目も各ライダーは思い思いのラインを攻め、ミラクルなリカバリー等あり、映像におさまりました。どのような映像になっているのか? 目の前で皆の滑りを見ていたけど、とても楽しみデス。

「uma. くん、どうだった? 大丈夫でしょ?? またやろうや。写真撮ってほしいしさぁ〜、uma. くんなら出来るって」とYossy。
「わたくしで良ければありがたき幸せです!! けどね、もうちょっとライディングスキルと確実な写真スキルを上げなきゃ」


そうです、今回は思いっきり初のシチュエーションにのまれてしまい、ライディングスキルの無さ等でヘコんだけど、ここでヘコんだままでは何もならないワケで。これを次の機会に生かしていかなければなと思います。経験を積ませてくれた皆に感謝します。


Yossy と mollyさんとはここでお別れ、次の撮影地白馬へ向かいました。緊張から解放され、冷えきった身体を暖める為温泉へ…………つづく。



***注意***

今回は各自装備を持ち、経験と自信と自己責任の元に入山しました。たまにゲレンデ外を滑るのとはワケが違いました。無茶な行動は皆に心配をかけるし、スノーボーダーの印象も悪くなります。当たり前の事ですが、必ず装備を持ってエキスパートと行動してください。それでも先日の八甲田のように事故は起きます。

今回、バックカントリーへのアクセス方法でライダー達は少し悩んでました。「俺等が入る事でトラックがつく。そのトラックを辿って一般の人達が入って来ないかなぁ」と。その危険性はなきにしもあらず。なので、今後スキー場と話し合っていくと言ってました。自分達が育ててきたパウダーエリアを失いたくないのと同時に事故が起こってからでは遅いから。

13回目のシーズン。新たなスノーボードのシーンに足を踏み入れました。勉強し、経験し、さらに楽しみたいと思います。

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by umamai | 2007-03-04 12:44 | snow:skate | Comments(2)
Commented by yana_yana at 2007-03-06 00:39 x
正直・・・
シビれました
本当に貴重な経験を積まれてますね。
うらやましさもありますが、応援してます!
いつかGreeeeeatな写真、期待してますねっ
Commented by umamai at 2007-03-06 04:01
●yana_yanaさま.....前日のストリートセッションでも思いましたが、ココ高山には全てが揃っていて、偉大な先輩ライダーも多く、そんな環境で滑っていれば確実に成長するなと(本人次第ですけどね)パークでもくどくてスタイリッシュな滑りでカッコ良く、でも皆には何とか付いていけたんですが、山ではどうにもこうにも。全てのシーンで上手いのがプロだと思っています。ココの皆はホントスゴイです。

今回の高山トリップは衝撃の連続でした。写真もたくさん撮ったんですけど、使えそうなのは2枚くらいしかなかったです。残りのシーズン、シャッター押しまくってみます。


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